
ブログに関連するSEO用語集。あなたはSEO用語をどのくらい知ってますか?ブログをされている人の中でも、SEO用語をまともに知らない人はいるでしょう。今回は、ブログに関連するSEO用語集について書いていきます。
グーグルの検索アルゴリズムに関して言えば、日々進化していると言っても良いでしょう。ですが、ユーザーを最優先すると言う方針には変わりないようです。今の時代だからこそ押さえておきたいSEO用語について理解しておきましょう。
結論を先に話ししておきます |
SEO用語集と言っても、最も大事であろう「E-A-T」「YMYL」「サイテーション」についてのみ、書いていきますのでご理解下さい。どれも何となく耳にしたことはあっても、理解していない人は多いはずです。
「E-A-T」「YMYL」「サイテーション」で、自分には関係ないと思っている人もいるかも知れませんが、それは大きな間違いだと言うことに気づきましょう。特に「YMYL」関連の記事を書いている人は気を付けるべきです。
「E-A-T」「サイテーション」について、ブログでアフィリエイトをされている人全員が該当する問題でもありますので、しっかり勉強し、グーグルから認められるようなブログを目指して貰えればと思います。 |
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目次はコチラ
【E-A-Tとは(動画付き)】
「E-A-T」とは「Webサイトを評価する基準の1つ」と考えて間違いありません。この意味は、グーグルが公開している検索品質評価ガイドラインで定義されているものです。いくつかの基準の中の1つに「E-A-T」があります。
これは「専門性・権威性・信頼性」が最も高いWebサイトを評価する為に明示しています。例えばですが「E=Expertise(専門性)」「A=Authoritativeness(権威性)」「T=Trustworthiness(信頼性)」であり、ぞれぞれの頭文字を取っています。
まずはこちらの動画を視聴してみて下さい。題して「【SEO】評価指針『E-A-T』の高め方」
検索品質評価ガイドラインとその他 |
「検索品質評価ガイドライン」の特徴は、定期的に内容が更新されています。基本的に、全て英語で表記されており、日本語版はありません。またページ数はボリュームたっぷりです。更に言えば、評価者の評価が検索順位に直接影響することはなさそうです。
「検索品質評価ガイドライン」の概要は「General Guidelines」と言うPDFファイルで提供されています。もう一度言っておきますが、全て英語で表記されており、日本語版はありません。
また「検索品質評価ガイドライン」は、特に「ウェブマスター向けガイドライン」や「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」と言ったような、他のグーグルガイドラインと混同されやすいです。 |
ではここで「E=Expertise(専門性)」「A=Authoritativeness(権威性)」「T=Trustworthiness(信頼性)」についても説明していきたいと思います。この「E-A-T」に関しても大事な内容なのでしっかり覚えましょう。
Expertise(専門性)
「E-A-T」の「E」ですが、こちらは専門性(Expertise)であり、メインコンテンツ(MC)の内容が詳しく、且つ、専門的に述べられ、検索ユーザーが価値を得られる情報であるかが評価されるとされています。
具体的に言うと、次のようなことです。「テーマが統一されているのか」「問題が解決できているのか」「新しい情報を得られているのか」「情報が網羅されていのるか」と言ったようなことです。
上記の内容でも分かる通り、特化した内容、つまり、深く価値を得られるものなのかどうかが重要となる訳です。このことをしっかり覚えておきましょう。 |
良く分からない人の為に、下記の図解でマイナンバーを例に。同じテーマのコンテンツ「A」と「B」があったとします。「A」の場合、そのトピックに対し、詳しく述べてはいるものの、Webサイト内に1ページしか情報がないとします。
「B」の場合、そのトピックに対し、深く理解する為に必要な関連トピックが紹介されており、更に言えば、各トピックについて具体的な解説ページが下層ページにも隈なく配置されているとします。
もうお分かりだと思いますが「E-A-T」における専門性が、よりグーグルから高いと評価されるのはどちらだと思いますか?この場合の答えは「B」のコンテンツです。下層ページにも隈なく配置されているからです。
Authoritativeness(権威性)
「E-A-T」の「A」ですが、こちらは権威性(Authoritativeness)であり、そのメインコンテンツ(MC)が、優れた価値のあるコンテンツであると第三者が評価しているのかを表すものです。具体的には次のようなことです。
「そのコンテンツが、他のWebサイトやSNSで紹介されているのか(被リンク)」「そのWebサイトや運営者情報が、他のWebサイトやSNSで言及されているのか(サイテーション)」と言ったようなことであり、他には。
「客観的に見て、第三者からの評価が高いのか低いのか」「社会的認知度はどうか、高いのか低いのか」「幅広くWebサイトやSNSで紹介されているのかいないのか」などが評価の基準となっているので良く覚えておきましょう。 |
良く分からない人の為に、下記の図解でマイナンバーを例に。全く同じ品質の高いコンテンツ「A」と「B」があったとします。「A」のページは「分かりやすい」「参考になる」と言った感想などがリンクなどで広く紹介されています。
また「A」の著者は、過去に於いて、本などを出版している経歴もある人。「B」のページは、個人で運営しているWebサイトのコンテンツで、書いた人が特定できておらず、第三者からも紹介されていません。
もうお分かりだと思いますが「E-A-T」における権威性が、よりグーグルから高いと評価されるのはどちらだと思いますか?コンテンツ自体は、同程度に高品質であったとしても「A」の方が、より権威性が高いと評価される訳です。
グーグルは、ページ内に著者情報が明記されていなくても、文章のスタイルや特徴から、著者を特定できる技術を持っています。またWeb上にある情報だけではなく、オフラインの要素も分析し、権威性や専門性のレベルの評価をしているのです。
検索エンジンに権威性の評価である要素を伝える為には、自身や自社の属性情報をより多く、自社コンテンツ以外の幅広い媒体から、提供しておくことが重要なのです。 |
Trustworthiness(信頼性)
「E-A-T」の「T」ですが、こちらは信頼性(Trustworthiness)であり、そのメインコンテンツ(MC)が、優れた価値のあるコンテンツであると第三者が評価しているのかを表すものです。具体的には次のようなことです。それは。
「そのメインコンテンツ(MC)は、オリジナル性が高く、コピーや模倣されたものではないのか」「Webサイトが安全であり、且つ、運営者自体が信頼できる人なのか」と言うことがあります。 |
上記のような内容を評価するものと言っても良いでしょう。では上記の内容をもう少し具体的に書いてみましょう。その前に、分からないままこの先へ進んでも仕方ないので、まずは上記の内容をしっかり理解して下さい。
「Webサイトは、SSL化(HTTPS)されているのか」「運営者情報や企業情報など、明確に記載されているのか」など。 |
では先程と同じく、全く同じ品質の高いコンテンツ「A」と「B」があったとします。「A」のWebサイトは、個人運営のWebサイトで、そのWebサイトはSSL化されていません。今後もSSL化しないとのこと。
「B」のWebサイトは、企業が運営しているWebサイトです。公式の会社情報に加え、プライバシーポリシーや規約など、利用者に対する責任や安全性の情報も公開しており「信用」「信頼」がされているWebサイトと言えます。
もうお分かりだと思いますが「E-A-T」における信頼性が、よりグーグルから高いと評価されるのはどちらだと思いますか?コンテンツ自体は、同程度に高品質であったとしても「B」の方がより信頼性が高いと評価されます。
「E-A-T」を意識したブログを構築するのであれば、何でもありの雑記ブログより、あなたの得意分野を生かした「特化ブログ」を構築しましょう。ブログを長く運営・更新することで専門性が高まります。
「この分野ならあのブログ」とSNSに於いても、ブログ名が出るくらいになると、この後に記事として書いていく「サイテーション」に繋がります。また「権威性」や「信頼性」については、後から付いてきます。そのことを頭に入れておきましょう。 |
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【YMYLとは(動画付き)】
まず初めにこちらの動画を視聴してみて下さい。題して「SEO対策が困難なYMYL分野とは?該当する業界を説明」
「YMYL」を英字で書くと「Your Money or Your Life」です。「YMYL」の意味は、グーグルの検索品質評価ガイドラインで定義されています。検索品質評価ガイドラインの概要は「General Guidelines」です。下記を参考にしてみて下さい。
「検索品質評価ガイドライン」の概要は「General Guidelines」と言うPDFファイルで提供されています。念の為、言っておきますが、全て英語で表記されており、日本語版はありません。
また「検索品質評価ガイドライン」は、特に「ウェブマスター向けガイドライン」や「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」と言ったような、他のグーグルガイドラインと混同されやすいです。 |
つまり「YMYL」とは「将来に於いての幸福・健康・経済的安定・人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」を指す用語です。と言っても良くその意味が分からないと思います。この意味を直訳すると次のようになります。
「あなたのお金と人生」に於いて、ユーザーの暮らしに密接に関わる分野。もしこの分野について、間違った情報や悪意のある情報が表示されてしまうと、ユーザーの生活に支障をきたし、その生活の質を著しく下げてしまうと言うことです。 |
このことからも分かる通り、2017年、グーグルは日本限定で「健康アップデート」を適応した訳です。このアップデートにより「YMYL」と関係のあるコンテンツは、より正確な情報を提供することが求められるようになった訳です。
YMYLにおける対象ジャンル
2020年5月の段階で、グーグルの検索品質評価ガイドラインの「YMYL」の項目には、以下のようなカテゴリが記載されています。これは「品質評価ガイドライン(2.3 Your Money or Your Life)」を参考にしたものです。
ジャンル | 例 |
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国際問題や政治など、重要な問題を扱うようなWebサイト。 |
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一般的な市民生活を維持する為に、必要な情報を扱うようなWebサイト。 |
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投資や保険などを扱うようなWebサイト。 |
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インターネット上で商品購入などをおこなうECサイト(E-コマースやネットショップ)。 |
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医療・病院関連・緊急時に使用するようなWebサイト。 |
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人種や宗教、性別などについて扱うようなWebサイト。 |
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フィットネスや栄養、大学、就職などに関する人生の局面に関連するようなWebサイト。 |
念の為言っておきますが、品質評価ガイドラインに掲載されている「実際の検索に(YMYL)ジャンルとして反映されている」と言う訳ではないようですが、上記のカテゴリ(ジャンル)を「YMYL」としてイメージしておきましょう。
YMYLのアップデートにおける歴史
コアアルゴリズムのアップデートが実施される度に「YMYL」ジャンルの動きが囁かれているようですが、公式に発表されているものとして、2017年12月、日本語検索における医療や健康に関連する検索結果の改善。
2018年8月、実施されたアップデートが海外により「Medic Update(医療アップデート)」と名付けられたことは知っていると思いますが、グーグルは「YMYL」をターゲットにした訳ではないと言及しています。
年月 | 内容 |
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医療や健康に関連する検索結果の改善(日本語検索のみ) |
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Medic Update(名称とターゲットについては非公式)。 |
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March 2019 Core Update。 |
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June 2019 Core Update。 |
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September 2019 Core Update。 |
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January 2020 Core Update。 |
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May 2020 Core Update。 |
2019年以降については、3~4ヶ月に1回の頻度でアップデートがおこなわれていることが伺えます。この中でも、2019年3月の「March 2019 Core Update」では、直前に「Medic Update」がおこなわれました。
その為、健康ジャンル系のWebサイトが、大きく順位を動かした事例が海外のフォーラムで報告されたとのこと。ですが「Medic Update」同様、公式の発表ではなく、その後のアップデートでも「YMYL」ジャンルは大きく変動しています。
【サイテーションとは(動画付き)】
「サイテーション」とは、リンクを伴わない自社や自サイト、また商品サービスに対する言及のことを言います。グーグルのランキング要因でもある被リンクについては、自然な被リンクを多く獲得すれば、グーグルに評価されます。
「サイテーション」は、被リンクと比べると、ハードルは低く、自然検索に於いても、効果があると言われているようですが、グーグルが公式発表した訳ではないので勘違いされないようにして下さい。
サイテーションを獲得する為の施策
SEO対策をしたとしても「サイテーション」が一定の効果を持っていることは分かって頂けたかと思います。とは言え、実際には「サイテーション」を獲得することは容易でないことは言っておきます。
つまり重要なことは、SNSで多くのユーザーに言及して貰えるよう、ユーザーが求めている有益な情報をできるだけ多く掲載することが望ましいと言えます。しかしながら、直ぐに「サイテーション」を獲得できる訳ではありません。
- ブログ名を短く分かりやすいものにする。
ブログ名が長いと、言及されにくくなる上に、仮に言及されたとしてもブログ名を短縮されたりして、正しいブログ名で言及される可能性は低くなってしまいます。「サイテーション」で重要なことはと言えば。
正式なブログ名とSNSで言及されているブログ名が一致していることが重要です。その為、ブログ名はできるだけ短くして、そして直ぐに覚えて貰えるよう分かりやすいブログ名にする必要があります。
- SNSでも、ブログ名を記載する。
誰もが知っているような企業や店舗であれば、直ぐにでも名前が出るでしょうし、多くのユーザーが勝手に言及してくれるでしょう。自らが積極的に情報発信しなければ、名前を知って貰ったり、覚えて貰うことはないはずです。
その為、ブログやSNSなどで情報発信する際、必ずブログ名などを忘れずに記載するようにしましょう。仮に良い情報だと思って貰っても、それを言及して貰う時、ブログ名を入れて貰える確率は減少してしまいます。
今回は「E-A-T」「YMYL」「サイテーション」などについて書いてきましたが内容的には分かって頂けたでしょうか?初心者の方からしてみれば難しかった内容かも知れませんが、少しずつ覚えていきましょう。